デビットカードとクレジットカードは名前は似ていますが
この2つのカードは決定的に違います。
この違いを理解せずに、それぞれのカードを使うと大変なことになってしまいます。
と言っても、ほとんどの方はクレジットカードについては知っていますよね。
意外と知らないのがデビットカードについて・・・
そこで今回デビットカードとクレジットカードの違いについてまとめてみました。
目次
1.デビットカードとクレジットカードでそれぞれ異なる10のポイント
デビットカードとクレジットカードでそれぞれ異なる10のポイント
支払い方法
デビットカードとクレジットカードの最大の違いはこの支払い方法の違いです。
デビットカードは即時払い
クレジットカードは後払いになります。
クレジットカードの場合は後払いになっていますので
支払ったときは一時的な借金として処理され、翌月に銀行口座から代金が引かれます。
デビットカードの場合は即時払いになっているので
代金を支払ったときに、代金がそのまま銀行口座から引き落とされます。
私たちが買い物などで代金を払うときは現金を使いますが
デビットカードは現金を使わずに、銀行口座の残高から支払うことができるのです。
分かりやすく言うなら
銀行口座の残高を持ち歩いている感じですね。
その銀行口座の残高をカード一枚で支払いに使うことが出来る
それがデビットカードです。
申し込み時の審査
クレジットカードは信頼の証でもありますので、申し込み時に必ず審査があります。
カード会社も支払い能力がない人にわざわざカードを発行したくないですよね。
しかし、デビットカードの場合は申し込み時に審査はありません。
これも即時払いを行うデビットカードだからこそ出来ることですね。
利用限度額
クレジットカードはカード会社によって異なりますが
利用限度額が設けてあります。
またカードの種類によっても異なり、ゴールドカードなどは普通のクレジットカードよりも高く利用限度額が設定されています。
デビットカードの場合はどのようになっているかというと
利用限度額は銀行口座の残高になります。
利用限度額が銀行口座の残高になっているので
クレジットカードのように使いすぎることがありません。
これもデビットカードのメリットになります。
例えば銀行口座に2万円入っていたとして
インターネットショッピングで2万5千円のゲーム機を買うためにデビットカードで支払います。
この場合、クレジットカードなら
後払いで料金を支払うので、ゲーム機を買うことが出来ます。
しかし、デビットカードの場合は料金の支払いが行われることはありません。
なぜなら、銀行口座の残高が2万5千円に達していないからです。
結果的に料金を支払うことが出来ないので、注文は中止になります。
銀行口座の残高以上の支払いが出来ないので、使いすぎることがなく安全ですが
考え方を変えればメリットもデメリットになります。
デビットカードは銀行口座の残高以上の支払いをすることが出来ないので
クレジットカードのようにお金がない場合に、カードで支払うといったことが出来ません。
クレジットカードの場合はたとえ現金がなくても
給料日の後に料金を支払うことが出来るので、欲しいものも買うことが出来ます。
借金になってしまいますが、本当にいざというときに使えるのはクレジットカードだけです。
支払い回数
クレジットカードでは1回払い、分割払い、リボ払い、ボーナス払いなどの様々な支払い方法によって、料金を支払うことが出来ますが
デビットカードの場合は一回払いのみしか使えません。
これもデビットカードが即時払いのためです。
国際ブランド
クレジットカードにはVISA、JCB、MASTER、AMEXのようにブランドも国際ブランドも豊富ですが
デビットカードに対応しているのはVISAだけです。
VISAは世界通貨なので持っていれば、大体のところで使えますが
日本では対応してないところもあるかもしれません。
日本で一番普及しているのはJCBでVISAは二番目となります。
このためか「うちはJCBしか使えないよ」というお店もあったりします。
JCBは日本発の国際ブランドですが
今ではアジアなどの国々でVISA並みに加盟店が多く、便利な国際ブランドとなりました。
いずれにしても、デビットカードはVISAに対応しているので
ほとんどのお店で使うことが出来ます。
年会費
一概には言えませんが、大体のクレジットカードは年会費を必要としません。
デビットカードの場合は年会費が必要なところが多いです。
中には年会費無料のところもありますが、そのようなところは少ないですね。
デビットカードの年会費は大体一年間で1000円ぐらいですね。
年会費がかかるといっても一年で1000円ぐらいですから
ATMで現金を下ろす際にかかる手数料を節約できると思えば、安いほうではないかと思います。
デビットカードを持っておけば
ATMで現金を引き出す回数も格段に減りますからね。
年会費の引き落としはサイトによっても異なりますが
大体の所が口座からの引き落としとなっているので、特に気にする必要もないでしょう。
ポイント・キャッシュバック
クレジットカードにはカードを使うともらえるポイントや、キャッシュバックなど
カードを使えば使うほど何らかの方法で利用者に還元されます。
デビットカードにもこのようなサービスがございますが
やはりクレジットカードに比べると、少ないものになります。
テレビのCMでもおなじみ楽天カードでは
クレジットカードの場合、100円⇒1ポイントの楽天スーパーポイントがもらえますが
デビットカードの場合は1,000円⇒2ポイント(ゴールドの場合は1,000円⇒5ポイント)になります。
管理人としてはデビットカードを使うだけでもらえるなら結構いいほうだと思うのですが
それでも差がかなりあります。
しかし、デビットカードはこれらのサービスを求めて選ぶものではないので
そこまで気にしなくてもいいかと思います。
申し込み条件
クレジットカードは18歳以上の収入がある人限定などの審査もありますので
作れない人も中にはいます。
しかし、デビットカードの場合利用限度額の問題もあり
無審査でカードを持つことが出来ます。
無審査と言っても16歳以上でないとカードを持つことが出来ませんが。
つまりデビットカードは高校生からでも持てるわけですね。
銀行口座の残高を超える支払いは出来ないので、無審査でもカードを持つことが出来るわけです。
セキュリティー
クレジットカードの場合はカード会社により異なりますが
セキュリティー対策もしっかりしています。
最近ではネット銀行も増えてきて、振込みなどの手続きもネットで行えるようになりました。
デビットカードを発行している銀行の中にもネット銀行があります。
楽天銀行は完全なネット銀行ですね。
「ネット銀行って安全なの?」と思われる方も多いと思います。
管理人も最初はそう思っておりました。
しかし、利用してみて思うのは想像以上にセキュリティーがしっかりしていたことですね。
楽天銀行で言えば
- VISAデビット利用制限
- IP制限サービス
- ログイン制限サービス
- ワンタイム認証
などこのほかにも利用者が快適に利用できるように様々なセキュリティー対策がしてあります。
特にワンタイム認証を用いたログイン制限サービスは強力なセキュリティー対策で
携帯電話などのメールアドレスに送信されるワンタイムキーをログイン時に
入力しなければログインすることが出来ません。
めんどくさそうですが
このワンタイム認証をログイン時に行うことで、かなりの不正アクセスを防ぐことが出来ます。
なぜなら利用者のメールアドレスだけに送信されるワンタイムキーを入力しなければログインできないからです。
このようにネット銀行だからこそ安心できるセキュリティー対策を行っている銀行もありますので
心配いりません。
保険・補償
デビットカードにも盗難補償などが付きますが
クレジットカードに比べれば微々たる物になってしまいます。
クレジットカードの場合はカード会社によっても異なりますが
ショッピング保険や海外旅行保険などの様々な保険・補償が付きます。
デビットカードよりもクレジットカードのほうが
かなり充実していますね。
まとめ:大切なのは自分にあったカードを選ぶこと
デビットカード、クレジットカード異なる点が多々ありますが
大切なのは自分にあったカードを選ぶことです。
必要以上にカードを使ってしまいやすい方はデビットカードがおすすめですね。
銀行口座の残高以上の支払いは出来ませんので、使いすぎる心配もなく安心できます。
クレジットカードは一時的な借金と一緒ですので
使えば使うほど、負債がたまっていき、最悪の場合、破産する可能性も出てきます。
お金の誘惑に負けて、使い方を間違えると、取り返しの付かないことになります。
私は昔クレジットカードを使って失敗してしまった経験があり
それ以来、クレジットカードを簡単に利用しないようにしています。
カードを使っても、使った感がないというか気が緩んでしまったのが失敗した原因でしょう。
この失敗のおかげで今は上手にクレジットカードを使えています。
クレジットカードはきちんと使うとかなり便利です。
デビットカードよりも様々なサービスを受けることが出来ます。
必要以上に使わない人にとってはデビットカードよりもクレジットカードのほうが
断然いいかとおもいます。
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